臍ヘルニアとは、いわゆる「でべそ」のことです。生まれつきの場合が多いのですが、妊娠などがきっかけで発症することもあります。
治療法は手術になります。へその中をベンツマーク状に切開します。腹膜(内臓をつつむ膜)がとび出している場合は、それを戻して筋膜を縫合し、再びとび出してこないようにします。
臍窩(へそのくぼみ)をしっかりつくるように縫合し、ガーゼや綿球を詰めて固定します。手術後しばらくは、腹圧をかけないようにすることが重要です。お腹に力をいれたり、大笑いしたりすることは避けます。
抜糸は10日から2週間後くらいに行いますが、ガーゼや綿球を詰めることは1ヶ月くらい行います。
健康保険が適応されます。費用は3割負担として、2万円くらいです。
合併症・危険性:でべその再発が最も問題となります。その他出血、感染、皮膚壊死など。