直接わきがの原因となる汗腺(汗を出す腺)を切除する手術です。除去した分の汗が減りますので、効果は確実で持続します。
局所麻酔をしたのち、わきの中央をしわに沿って5cmほど切開し、皮膚の下をはがします。皮膚の裏側から、汗腺をハサミで除去し、皮膚を縫合します。
手術後は、厚めのガーゼを当てて、しっかりと固定をします。手術後は安静が重要です。そのため当院では、手術は片側づつ行っています。
手術から3日前後で来院していただき、ガーゼを少し薄めにします。手術から1週間から2週間の間に抜糸をします。
明らかなわきがを認めた場合に限り、手術には健康保険が適応されます。費用は3割負担として片側2万円くらいです。
合併症・危険性:出血と皮膚の壊死、瘢痕および瘢痕拘縮が主な合併症です。とくにこの手術は皮膚壊死は起こりやすいため、傷跡が目立ってしまうリスクはどうしてもあります。ボトックスとは、ボツリヌス毒素Aの商品名です。神経の伝達を遮断する働きがあります。わきや手のひら、足の裏など、気になる部分に注射することで、汗の量を減らすことができます。
注射するだけですので簡単でキズもつかず、施術後の安静も必要ないのが利点ですが、効果は4から6ヶ月でなくなりますので、効果を維持するには追加注入が必要です。
範囲が広い場合や、汗の量が多い場合は100単位の方がおすすめです。
料金
両わき 50単位 ¥66,000 100単位 ¥110,000
両側手のひら 50単位 ¥66,000 100単位 ¥110,000
両側足の裏 50単位 ¥66,000 100単位 ¥110,000
汗の量を減らす塗り薬です。塩化アルミニウムは市販の制汗剤にも含まれておりますが、それよりも高濃度になります。1日1回、気になる部分に塗り、乾かします。1週間ほど使用すると、かなり効果が実感できます。
わきだけでなく、手のひら、足の裏、顔などにも使用できます。
かぶれることがありますので、顔に使う場合や肌の弱い方の場合は薄めて使用することが多いです。
自費の薬になります。以下の料金のほかに保険の診察料がかかります。
塩化アルミニウム20%液100ml ¥1,760
塩化アルミニウム20%液30ml ¥880
汗の量および臭いを抑える効果のある制汗剤です。
硫酸アルミニウム・硫酸カリウムが含まれており、作用としては塩化アルミニウム液と似ています。
使い方は、朝気になる部分に塗るだけです。夜まで効果が持続します。
塩化アルミニウム液よりも使いやすさに関しては上かもしれません。わきや足などの汗や臭いが気になる方は、是非ご検討ください。
スティック状のディーバーと、チューブタイプのディーチューブがあります。
ディーバー(D-bar) 1本 1,650円
ディーチューブ(D-tube) 1本 1,980円
抗コリン作用のある内服薬、外用薬があります。
内服薬のプロバンサインは全身に効きますが、口喝や散瞳などの副作用もあるため注意が必要です。
外用薬は、わき用のエクロックゲルとラピフォートワイプ、手のひら用のアポハイドローションがあります。
自費の外用と異なり、外用部位が限定されているのが特徴です。